震災の発生後、ライフラインが止まり
救援物資が届くまでの間、
また給水車による給水が始まるまでの間の
飲み水を確保しておく必要があります。
首都直下型地震による被害では、
1週間経過しても上水道の2割~3割が断水の状態が続き、
9割復旧するのに約1カ月を要する、
と想定されています。
飲料水は大人の場合、一日3リットルが目安で
備蓄すべき量は以前であれば3日分と
言われていましたが、
南海トラフ大地震などでは甚大な被害が想定され
7日分の備蓄が呼びかけられています。
これは自治体による給水が始まるまでの
備えとして自宅に備蓄しておきたい分量です。
非常用の持ち出し品は震災の発生直後から
避難時の1日間をしのぐ最低限のものと考え
500mlのペットボトル3~4本程度を
備えておきましょう。
非常事態の際に食料は多少我慢できても
水は摂取できなければ
命の危険に晒されることになりかねません。
しかし、他の持ち出し品と合わせてペットボトルを
10本、20本と持って避難するのは困難です。
とはいえ、飲料水が足りなくなった、
被害が甚大で給水の体制が整わない、
また、自宅が火災で焼失、
あるいは地震で全壊などの事態により
備蓄していた水が無くなった場合など
ボトル型浄水器があると便利です。
国際赤十字、NATO、英国海軍、米国各州警察などで
採用実績があるアメリカ・セイシェル社の
携帯用浄水ボトルは雨水、プールの水、湖、川、
洪水の水やトイレのタンクの水などにも使え、
病原虫、細菌、重金属、化学薬品を
カットしてくれます。
また放射性セシウム134・137に対しても
基準値以下に除去・減少したという
テスト結果が出ています。
なんとか無事に避難はできたものの
飲料水の確保の目処が立たないような
深刻な事態に遭遇しないとも限りません。
非常用持ち出し品としてだけでなく
その後の避難生活でも役立つ防災グッズ
といえます。
東日本大震災をきっかけに
防災グッズに注目が集まる中、
浄水機能の防災グッズがいろいろと
販売されていますが、
浄水機能はかなりの差があり、
細菌などの除去はできても
化学物質などの除去は出来ないなど
使用できる場面がかなり限られるものも
多くあります。
購入する際には浄水機能などを十分確認し
各種のテストなどをパスしているか等
チェックしておきましょう。
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