以前は非常用持ち出し品の非常食と言えば
『乾パンの缶詰』と『水』、
目安としては『3日分を用意しましょう』 というのが
お決まりのようになっていました。
しかし、東日本大震災では
救援物資が行き渡るのに2週間以上 かかっています。
また首都直下型地震や南海トラフ地震の被害想定では、
避難所の不足が懸念されていたり、
鉄道や主要道路に大きな被害が生じて
救援物資が届かない、などの状況が、 想定されています。
そのような経験、想定をふまえて
防災の備えとして食料や水は 『7日分の用意を』
と言われるように なりました。
この『7日分の備え』は
避難するときの非常用持ち出し品と
ライフラインや物流の復旧を待ちながら
自宅を含めた避難生活で必要な備蓄品の両方
ということになります。
徐々にライフラインが復旧してくる 4~7日目以降は、
ローリングストックを上手に活用して
加熱したり簡単な調理をして日常に近い食事を
とれるようにするのが
すこしでも気持ちを落ち着けて、
避難生活を乗り切る気力を維持する鍵となります。
これに対して被災直後は極限の状態を想定して
火も水も使わずに簡単に食べられるものを
備えることが肝心です。
とはいえ、毎食が乾パンと水というのも味気ないものです。
そこで、そのままおいしく食べることのできる
保存食、非常食を備えておくと良いでしょう。
わずか2~3日とはいえ、 2日目くらいからは
温かいものが欲しくなってくるものです。
水も火も使わずに発熱剤で加熱して
温かい食事がとれる携帯保存食などを
取り入れて準備しましょう。
また、ご飯ものやパン、麺、水やおやつ、
そして発熱剤などが入っていて
3日分の食事が計画的にとれるように考えられた
保存食セットなども効率よく備えができるグッズです。
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