大災害が発生して非常に困ることの一つが
ライフラインの供給停止です。
水、電気、ガス…これらの供給網が寸断されれば、
生命の危険にさらされることにもなりかねません。
東日本大震災において
ライフラインが復旧するのに要した期間は
50%復旧の場合で電気が1日、水道6日、ガス23日、
90%復旧の場合では電気が4日、水道23日、ガス34日、
となっています。
首都圏直下型地震のひとつとして
大きな被害が想定されている東京湾北部地震では
50%復旧が電気で4日、水道4日、ガス35日超、
90%復旧では電気が6日、水道25日超、ガス55日、
と想定されています。
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被災直後にガス、電気などのライフラインが
止まってしまい熱源が無い状態を想像してみましょう。
乳幼児のいる家庭でミルクをあげる場合に
仮に飲料水の備えがあったとしても、
『お湯』が無い、ということになります。
東日本大震災の直後には
被災のショックで母乳が出ない、
という経験をされたお母さんが多かったとのことです。
水とミルクのストックとともに
カセットコンロ、ボンベの備えがあれば、
避難生活の中で赤ちゃんのミルクの心配が
減ります。
また、東日本大震災で被災された方たちの多くが、
「避難生活の時に温かいものが食べたかった」
“あればよかった”もののひとつに
『カセットコンロ』と回答しています。
実際にカセットコンロや石油ストーブなどで
実際に冷蔵庫の食材などを加熱調理して
温かいものが食べられたことで
被災直後の精神的なショックが大きい中で
少し気持ちが落ちついた、という声がけっこうありました。
内閣府のでは防災の備えとして
食料の『ローリングストック』備蓄を 呼びかけていますが、
このローリングストックに欠かせないものとして
『カセットコンロ』と『予備のボンベ』の備蓄を
必須だとして勧めています。
カセットボンベは1本で約60分使用が可能です。
1日約30分の使用と仮定して
15本のストックがあると安心です。
普段、鍋などでカセットコンロを使っている家庭でも
予備のボンベが少なくて使えなかった、 ということが無いように
多めに買っておくようにしましょう。
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