2013年12月に内閣府から
震源地を都心南部とする首都直下型地震の
被害想定が発表されました。
また中央防災会議では被災と復旧のシナリオを
時間の経過とともにシュミレーションしています。
上下水道、電力、ガス、通信など 各ライフラインの被害想定と
時間の経過とともにどのくらい復旧が進むのか、
見ていきたいと思います。
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今回はガスについてです。
◎地震直後 159万戸で供給停止に
1都3県(神奈川・埼玉・千葉)で1~3割 (東京で3割)の供給が停止。
各家庭で給湯器などの使用が困難となるが、
事業者がカセットコンロやカセットボンベを 配布して支援にあたる。
◎1日後 応援要員が派遣される
被害のない地域ではガスの供給が進む。
全国のガス事業者から被災ガス事業者へ 応援要員が派遣される。
◎3日後 復旧が進む
首都中枢機能を早期に回復させるための復旧作業が始まっている。
被害が軽い地域でも安全点検や
ガス導管(ガスを供給するためのパイプ)の復旧で
少しずつ供給が再開される。
◎1週間後 復旧が加速する
応援体制が整い、復旧スピードが加速する。
ただし、1都3県(神奈川・埼玉・千葉)で 数%~2割(東京で2割)の供給が
停止したまま。
◎1ヶ月後 大部分で供給再開
1都3県(神奈川・埼玉・千葉)の1割以下 (東京で1割)で供給が
停止したままだが、 その他の地域では大部分の供給が再開する。
より深刻な被害の想定では
道路や通信の寸断で被害の状況把握に時間がかかり、
応援要員や工事車両の到着も遅れる。
震度6強以上の大規模地震では多くの施設が被災し、
強い余震で復旧も遅れる、
などの過酷なケースが考えられます。
ガスの供給がストップすれば
当然のことながら食事の準備ができません。
被災直後は自宅に備えてあった非常食や
家にある加熱せずに食べることのできる食料で
しのぐことになります。
また自治体から支給される非常食やその後に届く救援物資は
調理や道具を必要とせずにすぐ食べられることが
重視されますので温食でないものがほとんどです。
冷蔵庫などの食品を多めに置いておくことで
より日常に近い食事をとって被災生活をのりきるためのローリングストックを
上手に活用するためにも カセットコンロと
予備のボンベの備蓄は 必須となります。
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